福岡旅館

　先代聚長が平成5年に逝去し、私が聚長を拝命して現在に至っております。戸隠神社講員の皆様をはじめ、戸隠を訪れる方々のお力添えをいただきながら、神明奉仕しております。
　長男も将来跡をとるべく、現在、一緒にがんばっておりますので、よろしくお願いいたします。

　昔より「福岡の里」として参拝の方々のお世話をして参りましたが、近年は参拝の方に加え、観光のお客さまにもアルプスの見えるお宿として親しくご利用いただいております。

　平成10年に全面改築した御神殿は、神仏習合時代の様式を継承し、正面に阿弥陀如来像、左右に不動明王蔵を安置し、戸隠の神々と合わせおまつりしております。また、館内には戸隠には類例が極めて少ないとされる、南北朝時代に制作された、銅製蔵王権現懸仏などが保存されております。ご宿泊の折にぜひご拝観、ご参拝ください。

　自慢の手打ちそばと、宝光社の旅館の女将たちの会（戸隠そば味会）で考えたそば会席をご賞味いただけます。

　昔からの信仰の気持ちを大切にしながら、その中に新しい感覚を取り入れたおもてなしを心がけております。また、宿の前が広々と開けており、西南の方角に横たわる戸隠連峰や雄大な北アルプスをさえぎるものなく眺望できる点も喜ばれております。皆様のお越しをお待ちいたしております。