地蔵堂

宝光社 地蔵堂

地蔵菩薩と十王の他、神仏分離で神社外に出された仏像等が安置されています。十王とは亡くなった人の魂が死出の山を越えてから生前の罪を問う裁判官のことです。

地蔵堂の中には十王像・厨子入り木造十王坐像・延命地蔵・木造地蔵菩薩半跏像・役の行者像・学門行者像・十六羅漢像などが安置されております。

拝観されるときは隣接するそば店「二番館」に声掛けをお願いします!!


闌喬句碑

地蔵堂の横に長野市平林の俳人・闌喬の句碑が建っています。

1864年に建立されました。

もともとは奥社にあったものを神仏分離の時に移したといわれています。

大念仏は大勢が集まって念仏を唱える行事で戸隠でも念仏が盛んだったようです。

宝光社の武井旅館入口にも門人の句とともに闌喬の句碑があります。



声無九亭(こえなくて)
 大念仏や
   苔の露
       
墨林庵  闌喬


武井旅館前 闌喬句碑 


宝光社 武井旅館 闌喬句碑
(旧覚住坊福寿院)

地蔵堂にある句碑は大念仏の句でしたが、ここにあるのは神つ代の句です。ここにも神仏混淆の名残があります



神つ代乃
 明けるや花の
    あかり先

            墨林庵 闌喬