一の鳥居跡地 |
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戸隠神領の入口にあたる一の鳥居跡地 長野市街地からバードラインを上がり大座法師池を過ぎると、右手に広場・駐車場が見えてきます。 飯縄山の登山口にもなってますが、ここから戸隠神社神領に入ります。 寛政年間(1789~1801)、この場所に石の鳥居が作られました。 弘化四年(1847)の善光寺地震で倒れ、現在はその一部が残っております。 今は一の鳥居跡地として整備されており広々とした野原で、清々しい空気を吸いながらゆったりするのもいいですね!日頃の時間とはまた違う時間の流れを感じられます。 ここから戸隠神社5社を巡る道を【戸隠古道】と言います。 この一の鳥居跡地は始まりの場所であり、終わりの場所でもあります。 |
一の鳥居駐車場 | |||
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六十六部供養塔 |
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鳥居跡の南側に建つ六十六部供養塔です。 六十六部とは全国六十六ヵ所の霊場に「法華経」の経典を一部ずつ納めて巡礼する行脚僧のことで、納経し終えた記念に建てた塔であります。 供養塔の裏には「文化戌辰年五月吉日 是より戸かくし迄五十二丁」とあります。 戸隠の修行者にとって法華経は特別なもので、戸隠古道を歩くと多くの法華経に触れることになります。 |
道標 |
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一の鳥居からの戸隠古道には一丁ごとに道標となる丁石が建っています。 昔の丁石は持ち去られたり、欠けていたり、埋もれていたりと大部分は残っていません・・・ 近年新しく設置されたものになりますが、丁石をたどるのも古道を歩く楽しみとしてはいかがでしょうか。 わずかに残る昔の丁石をぜひ見つけてみてください! 写真の道標は「従是中院神前迄五十三丁」と彫られており、一の鳥居跡の横にあります。 ちなみに・・・ 【一丁=109m】 一の鳥居から宝光社まで43丁=約4.7㎞ 一の鳥居から中社まで53丁=約5.8㎞ 中社から奥社まで36丁=約4㎞ |