法燈国師母子公祈願観音堂跡と宝篋印塔 |
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奥社参道左手に法燈国師母公祈願観音堂跡・宝篋印塔の入口案内が見つかります。 法燈国師は臨済宗の僧で神林村(現:松本市)の生まれです。19歳の時に東大寺で授戒し、建長元年(1249)に入宋。建長六年(1254)に帰朝し、紀州吉良の西方寺(現:興国寺)を開山しました。金山寺味噌をもたらし尺八を好んだ虚無僧の元祖ともいわれている僧です。 法燈国師の母がここで戸隠権現の本地仏である観音様に祈願して国師を身ごもったという言い伝えにちなんで、供養のために昭和九年不言会が宝篋印塔を建立しました。 |
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参道から少し奥、200mほど入っていくと付近の石祠や石塔を集めた仏塚があり、そこが観音堂跡といわれ、宝篋印塔があります。 老木を背に控えた神秘的な雰囲気を楽しんでください。 しかし奥院は女人禁制であったのに、国師の母がここで祈ったというのは不思議ですね! |