大乗妙典一字一石書写碑

観音堂跡・宝篋印塔入口の反対側に、妙典一字一石書写碑があります。

「大乗妙典」とは法華経のことです。

「一字一石」とは経文を墨または朱で一字ずつ小石一個に書いたもので、これを地中に埋めたという碑です。寛延4年(1751)のものです。

本来は末法思想に基づいて弥勒菩薩が現れるまでの間経文を保存するためのものですが、後に極楽往生や現世利益などが目的になり、さらに追善、逆修のために作られるようになりました。